初期設定考察(2)

初期設定についての考察の続きをする。
今回は新・太一・千歳について。




 初期設定本 編 
年齢 1112
好きな音楽 ロック系 -
よく読む雑誌
 父親が持ち帰ってくる
マンガクラブ
 -
家族構成
福井に祖父母
福井に祖父
好きなこと
ルービックキューブ
カルタ
大きな犬
数学
書道
理科
嫌いなこと
差別
山登り
大きな犬が怖い


1.当初はファンキー新!?


好きな音楽ロック系に、よく読む雑誌が「マンガクラブ」とか、なんだかファンキーな初期設定の新。
これは今の新にも当てはまるのか、興味深いところだ(いやいや想像できない)。


2.祖母の存在


家族に祖母がいる設定だったようだ。
介護で福井に帰る時のことも、祖父が亡くなったときも祖母がいると話が変わる。
祖母の存在を消したのは、「新は介護でカルタが出来ない」という理由付けのためと思われる。
新を祖父ちゃんっ子にさせる目的もあったと思う。

祖母の代わりに登場させたのが「由宇ちゃん」なのかもしれない。


3.「犬飼星」


「大きな犬が好き」が本編では「大きな犬が怖い」に変更された。
ちなみに太一の初期設定では「大きな犬が嫌い」とある。

実は七夕の彦星には「犬飼星」という別名がある。
もしかすると初期設定では、新が犬に関わる設定があったのかもしれない。
新になついている犬に、犬の苦手な太一が徐々に馴れていき…というような展開もありそうだ。

本編で「大きな犬が怖い」設定に変更された理由は何だろうか。
わざわざ本編のキャラ設定に書くくらいだ。
「大きな犬を飼う予定だったけど、新が怖がるから飼わないことにしたよ」というメッセージとも読み取れるが、どうだろう。
何かしらの理由(ボロアパートで飼うのは無理とか)で、犬の話は削ったのかもしれない。

第2首の表紙では犬の近くで喜ぶ新とそれを怖がる太一が描かれている。
本編に全く関係のない表紙なので、初期設定のラフ画を表紙に描き変えた可能性もある。

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太一



 初期設定本 編 
年齢 11 12 
まつ毛 taichi1.jpg taichi2.jpg
家族構成 
姉 
よく読む雑誌 
ジャンプ
マガジン 
補足 
祖父が総合病院の院長。
父も医者で、自分も医者になるのかなと
なんとなく思っている。 


1.まつ毛


初期の設定ではまつ毛が少ない。本編で随分増毛されている。


2.家族構成


兄弟が姉から妹に変更。千早と被るのを避けるためかも。


3.マンガ


よく読む雑誌にジャンプ、マガジン。
母親がマンガを太一に買い与えるところは想像できないが、自分でこっそり買うのはあるかもしれない。
本編では受験が忙しくてあまり読めなかっただろう。


4.医者の道


最も気になっていたのが、祖父が総合病院の院長で医者家族という設定が、初期設定で書いていないこと
こんな大事な設定が本当に後付け設定なのだろうか?
それとも初期設定に書いてあったのを、何かの理由で消したのだろうか?

太一の医者への道については後日考察したいと思う。


千歳



 初期設定 本編 
年齢 12 13 
コンビニでよく買うもの 
はんぺん
肉まん 


特に気になったことはなし。強いて言うならコンビニで買うはんぺんと肉まんくらいか。というかなんだこれ(笑)
本編では肉まんくんも登場するし、作者自身が肉まんに特別な思い入れでもあるのだろうか。今回最高のミステリだ。

そういえばヒョロ君も好きな食べ物春菊だったっけ…
どこからこんな発想が湧いてくるんだろう?
たまに出てくる、無駄とも思えるような作者の遊び心がものすごく好きだ。
これもまた、ちはやふるの魅力の一つだ。

千歳が小6設定であったなら、千早と同じ小学生同士、二人の絡みが本当はもっとたくさんあったのだと思う。
結局出番がかなり削られ、一巻最後で「なぜオマケ!?」と怒りを露にする千歳の気持ちも分からないでもない。

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